味覚障害になってほとんどの食べ物の味が分からなかった時、毎日フライドチキンを食べていた。もとい、齧っていた。「フライドチキン」は私の大好きなものだから、齧るのは苦じゃなかった。1ピース食べられたことは殆どなかったけれど。味がしないからねぇ。カリッとした食感の後はすごく機械的に「噛んで・噛んで・噛んで」って頭の中で繰り返していたと思う。やたらスジみたいなものが歯に挟まって、そればっかりずっと気になったり。考えてみなくても、鶏に失礼ですよ。
ウィダー・イン・ゼリーみたいな流動食に頼ったこともあったけど、噛まなくて良いだけで味がしないのは変わらなかったから、それも最後まで全部食しきれないで、何回にもわけて飲んでいた。ただ飲み物はすごくよく飲んだ。おかげでお手洗いの回数はすっごく増えていたけど。「味が不味く感じてしまう」までの味覚障害の症状ではなかったから、お水を不味く感じなかったのは幸いだったなと思う。大好きだった麦茶も焙じ茶も味わえなかったけど、不思議と比較的苦手だったウーロン茶を甘く感じたのでせっせと飲んでいたら、マッサージ師さんに「相当、胃が疲れていますね」と言われてしまい、ウーロン茶は胃に必要な脂分も流してしまうと昔聞いたことがあったので、仕方なく飲むのをやめました。
でも、こう書いて思い出してみると、胃が疲れていたのはフライドチキンばかり食べていたからかもしれないですねぇ。何事も原因は1つではないと考えていますが、何となく今もウーロン茶をなるべく飲まないようにしている自分がいます。明日大好きな銭湯から上がったら飲んでみようかな。やっぱり今も甘いのかな。以前は「苦さ・渋さ」がちょっと苦手だったんですよね。